SERVICEサービス
第22回NRI顧客セミナー
「持続可能な地域づくりに求められるシルバー人材センターの進化」

2025年6月25日、NRI社会情報システム(以下、NRI社会情報)は、シルバー人材センターの役職員向けに毎年恒例の「第22回NRI顧客セミナー」を開催しました。
会場参加者とオンライン視聴者合わせて、約600名が参加する盛況なイベントとなりました。
今回のセミナーでは「持続可能な地域づくりに求められるシルバー人材センターの進化」を全体のテーマに据え、基調講演ではマーケティングアナリストとして活躍する原田曜平氏を講師に迎えました。
また、メインの講演では、経営コンサルティング部の今井祐一さんと中山悠希さんが、シルバー人材センターが地域課題の解決に貢献する業務を創出する方法について紹介し、高い関心を集めました。

冒頭のあいさつでは、NRI社会情報の大多和俊明社長から、日頃のご愛顧への感謝と、NRI社会情報システムが全国のシルバー人材センターに提供している総合情報処理システム「エイジレス80」が、提供開始から40周年の節目を迎えたことの報告を行いました。

続いて、各種メディアで活躍しているマーケティングアナリストの原田曜平氏による基調講演「シニアではくくれない!"壁"は年齢ではなくデジタル」では、60~90歳のシニア世代をさらに細かく分類した世代論や、原田氏独自の調査に基づき、高齢者がデジタルを活用することと生活満足度の間に相関があることなどについて、お話しいただきました。

また、メインとなる講演「地域に必要とされる存在になるために~地域と共に歩むシルバー人材センター~」では、経営コンサルティング部の今井さんと中山さんから、人口減少社会において、より一層複雑化・多様化する地域の課題等を整理するとともに、シルバー人材センターがそれら課題に応じて新たな事業を創出し定着させるための方策を、具体例を交えて紹介しました。参加者とともに、シルバー人材センターが今後も発展していくための道筋を考える場となりました。

最後に「変わる高齢者の就業意識・行動」として、全国の高齢者3,000名を対象に実施したアンケートの結果について、NRI社会情報
事業企画部の富田隆介さんが報告しました。シニア世代の生活・就労価値観の変化を主な内容に据え、高齢者でもスポットワーク/スキマバイトへの関心が高まっていることを報告し、参加者から大きな注目を集めました。
NRI社会情報システムは、NRIグループの価値共創の一環として、少子高齢化や人口減少が進む中においても、豊かで活力ある持続可能な地域社会の創出に資する情報発信を、これからも積極的に行っていきます。