NRI社会情報システム

SERVICE

第20回NRI顧客セミナー

「多様化が進む時代、シルバー人材センターはどうあるべきか」

2023年6月23日、NRI社会情報システムは、シルバー人材センターの役職員向けに「第20回NRI顧客セミナー」を開催しました。 会場とオンライン配信のハイブリッド形式で開催し、約550名が参加しました。 今回は「多様化が進む時代、シルバー人材センターはどうあるべきか」と題し、世界最高齢プログラマーとして注目を浴びる若宮正子氏が基調講演を行いました。 またメイン講演では「キャリア・働く動機・働く場所」という高齢者をとりまく3つの多様化に対してどう適応していくべきかをテーマに提言を行い、 高い関心を集めました。




節目となる第20回の開会あいさつでは、今年の4月に弊社社長に就任した大多和俊明が、参加されたお客さまへのあいさつとして、 官公庁や産業分野におけるコンサルティング経験の紹介、シルバー業界のさらなる発展に向けた所信表明を行いました。

続く基調講演では、88歳の世界最高齢のプログラマーとして世界的に注目され、TV CM等のメディアにも多数出演されている若宮正子氏が、 「生涯現役・生涯青春」をテーマに、58歳でのパソコンとの出会いがもたらした人生の転機について、ご講演頂きました。 自身の半生を通して、「いつまでも元気でいるためには何かに打ち込むことが大切」「老いてこそデジタルを」というメッセージとともに、 高齢者がデジタル機器やサービスを活用する必要性とそのメリットが伝えられました。




メイン講演である「マルチステージ時代を切り拓くシルバー人材センター」では、 野村総合研究所 コンサルティング人材開発室の水之浦啓介氏と、ICT・コンテンツ産業コンサルティング部の芦田萌子氏より、 働くことに対する変化は「ステージ×動機×場所」の3つの視点で整理できること、 そうした状況下、シニアに多様な選択肢を提供することでシルバー人材センターは「選ばれる存在」を目指していくことが重要であると提言しました。



最後に、全国の中高齢者3,000名を対象に実施した「変わる高齢者の就業意識・行動」アンケートの結果について、 弊社 事業企画部の中村雅彦が報告しました。シニア世代の就労状況や、シニア世代の生活・就労価値観の変化について発表し、大きな注目を集めました。

NRI社会情報システムは、NRIグループの社会価値共創の一環として、豊かなWell-Aging社会に関する情報発信と価値創造を、これからも積極的に行っていきます。