2022年6月24日、NRI社会情報システムは、シルバー人材センターの役職員向けに「シルバー人材センターの未来を拓くSDGs」と題し、 第19回NRI顧客セミナーを、会場開催とオンライン配信のハイブリッド形式で開催しました。 新型コロナウィルス感染拡大の影響でオンライン開催が続いていたため、会場開催は3年ぶりとなり、会場・オンライン合わせて250名を超える参加者が集まりました。 SDGsをテーマにシルバー人材センターの事業運営に向けた提言を行い、大変高い関心を集めました。

冒頭のあいさつでは、弊社社長 小松隆が、「VUCA時代の2030年」をキーワードに、超高齢社会で生じる大きな環境変化に目を向け、未来志向で事業構想することの重要性について説明しました。

続いて、基調講演では、シニアビジネス分野のパイオニアである村田アソシエイツ株式会社代表取締役の村田裕之氏より、 「ウィズコロナ時代でもイキイキと元気に過ごす秘訣～スマート・エイジングで人生100年時代を乗り越える～」とのテーマで、 いくつになっても元気で過ごすために、何らかの形で仕事を通じ世の中に関わっていくことが重要だというメッセージを伝えていただきました。

メイン講演である「シルバー人材センターが生み出す新たな価値～実は身近なSDGs～」では、 野村総合研究所 コンサルティング人材開発室 水之浦啓介氏と、社会システムコンサルティング部 芦田萌子氏が、シルバー人材センターが日常的に行っている業務が、実はSDGsにつながっているということを述べ、 SDGsの活動を進めるためには、積極的に高齢者を巻き込んだり、地域のさまざまなプレイヤーと連携したりすることが重要だと提言しました。

最後に、全国の中高齢者3000名を対象に実施した「変わる高齢者の就業意識・行動」アンケートの結果を、弊社事業企画部 田中丈久が報告しました。 シニア世代の就労状況や、シニア世代の生活価値観・就労価値観の変化について発表し、大きな注目を集めました。

NRI社会情報システムは、NRIグループの社会価値共創の一環として、少子高齢化社会に関する情報発信と価値創造を、これからも積極的に行っていきます。