NRI社会情報システム

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第17回NRI顧客セミナー

「不安の時代、シニア層のココロをどう捉えるか」

NRI社会情報システムは、第17回NRI顧客セミナーを、全国のシルバー人材センターの役職員向けに行いました。
例年、日本全国より200名を超えるお客様が東京に集まり開催しておりましたが、今年は、コロナ禍の 影響で会場開催を見送り、8月より、弊社初のオンラインセミナーの形で講演内容を発信しました。
今回のセミナーのメイン講演である、『「シルバー人材センターのファンをつくる」~高齢者ロイヤリティを考える』では、シルバー人材センターに対してロイヤリティの高いファンを増やし、就業を拡大するために、働く高齢者の感情に訴求するCX施策が有効であることを、野村総合研究所コンサルティング事業本部の水之浦啓介様と、佐藤有香様より提言しました。シルバー人材センターの高齢者会員に対して初めて実施したNPS®(Net Promoter Score)の測定結果も高い関心を集めました。

それに先立ち冒頭挨拶では、弊社社長の小松隆より、日本固有の言葉である「生きがい」が、「What you love」「What you are good at」「What the world needs」「What you can be paid for」の4つから構成される「IKIGAI」として、最近海外で注目されていることを紹介し、労働政策と福祉政策の両立が求められる、日本のシニア就労のあり方について問題提起しました。
最後に、全国の高齢者2500名を対象に実施した「変わる高齢者の就業意識・行動」アンケートの結果を、弊社の松澤佑美より報告しました。来年度より施行される70歳雇用延長制度や、仕事をしたいが働いていない潜在層にスポットを当て、今後の日本のシニアの働き方の変化について考察しました。
NRI社会情報システムは、NRIグループの社会価値共創の一環として、少子高齢化社会に関する情報発信と社会提言を積極的に行い、シルバー人材センターの成長と変革に貢献していきます。