NRI社会情報システム

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第15回NRI顧客セミナー

「新エコノミー時代の社会を支えるシルバー人材センター」

2018年6月22日(金)「新エコノミー時代の社会を支えるシルバー人材センター」をテーマに「第15回NRI顧客セミナー」を開催しました。
本セミナーは、シルバー人材センターの事業運営の指針作りのご参考にしていただくため、NRIグループの企業理念「未来創発」に基づいた提言を行う場として2004年より毎年開催しております。
会場となったステーションコンファレンス東京には、日本各地のシルバー人材センターの役職員約190名(過去最多)にご参加いただき大盛況のセミナーとなりました。

基調講演では、資生堂ジャパン株式会社CSR・コミュニケーション部マネージャーの池山和幸氏が「高齢者と地域をつなぐ資生堂の取り組み」をテーマに発表しました。
池山氏からは、高齢化社会の進展する中で、美容や化粧(身だしなみ)により、外出や交流意欲が向上し社会とのつながりが増すことをサポートするサービスについてご講演頂きました。『化粧をすることにより体力、心の改善につながることは興味深い』、『今後、男性のみだしなみセミナー等を検討してみたい』、などの感想が寄せられました。

次に、野村総合研究所社会システムコンサルティング部の坂田彩衣さんから、「暮らし方・考え方の変化にシルバー人材センターはどう応えるか」と題し、スキマ時間の活用、従来の近隣住民の助け合いを事業機会にするという点で共通する“シェアリングエコノミー”とシルバー人材センターの連携可能性、新サービス開発や会員増加のヒントについて、事例をもとに紹介して頂きました。『シェアリングエコノミーからシルバー人材センターでも学ぶことが沢山あると分かり、非常に刺激的な講演だった』、『世の中が急速に変化している。シルバーは遅れそう』などの感想を頂きました。

最後に弊社、星一平より2004年から毎年実施している「シルバー世代の人材活用に関するアンケート」結果を報告いたしました。
定点観測しているシルバー世代の生活や行動、就業意識、センターの外部からの見え方などの実態と変化のアンケート調査結果に加え、今回新たに会員数増加の取り組みとして、「女性会員の拡大」、「シルバー人材センターの魅力アピール」、「ITを用いたチャネル開拓」の重要性について提言しました。